アニキ農場・ザ・ワールド

オフ車カスタムにおけるFMX/モタード系が一応の煮詰まりを見せてきた今、次に来るのは「農場系」これに間違いないだろう。いや間違いあるかもしれないが。
農場系バイクといえば昔、ヤマハのAG200というバイクが日本でも売られていた。今でもたまに逆輸入車が新車で販売されているのを見かけることがある。あとスズキのDF200/125というのがあった。あれは農場系バイクをモチーフにしたストリート系バイクで、アーミー風の味付けがよかった。なかなかカッコいいバイクだった。今でも隠れた人気車だろう。
現在農場系バイクは国内では売られていないが、主にオーストラリア向けに生産されている。これは異常にカッコいい。名前もブッシュランダーとかストックマンとかトロイとかやけにかっこいい。要はオフ車にごついタイヤと泥よけ、前後にごついキャリア、金属製のハンドガードを装着したものであるが、これがまたほんとに労働者のバイクって感じでカッコいいのである。ダサダサのグラフィックとかたまらん。今時のオシャレなオフ車とは大違いだ。いや今時のオシャレなオフ車も好きなんだけど。自分そういうの乗ってるし。
ホンダのブッシュランダーは注文すれば日本でも買えるらしい。45万円。高くはない。ふところに余裕があればほんとに欲しいくらいだ。ストックマンはシェルパ、トロイはジェベルをベースにしているので、この仕様にするのはそう難しくないと思う。ストックマン仕様のシェルパは最近オフ車雑誌などでよく見かける。だが一番カッコいいと思うのはヤマハのAG200。これは80年代に登場した初代からほとんど変わっていないようだ。80年代バイクに新車で乗れる。それだけでも魅力的だ。あのごついチェーンガードもかっこいい。他の車種にはない特徴だ。逆車が30万円前後で売られていたような気がする。これ欲しい。金持ちになったらセカンドバイクに考えてもいい。多分一生金持ちにはならないが。
とにかくこれから熱いのは農場系バイクだ。キャリアがでかいから買い物にも便利。DFを中古で買うのも悪くないがあれは逆にカッコよすぎて農場系の匂いが消えているのが難点。やるならジェベルにDFのパーツをつけてトロイ仕様にして乗ろう。そこまでする意味があるのかどうかわからないが。つーかバイクのカスタムなんて突き詰めていけば根本的に意味不明なものであるので。