スクリーミング・フォー・便ジェンス

これは嘘日記であるが嘘にしても今まで書いた中でも最悪レベルなので、極度に下品で汚らしい下劣なギャグに対して不快感を感じる傾向のある人は読まないほうがいい。不快極まりない思いをする可能性が高いからだ。これを読んでいるところを彼女に見られたり履歴をチェックされて「ゴスロリのサイト?」とか思われて読まれたりしたら、彼女に捨てられる可能性がある。別に捨てられてもおれじゃあるまいしみんな次はすぐ見つかるだろうからそれくらいはいいかもしれないが、最悪の場合おれの不幸がうつって今後一生女性に無縁になる危険性がある。以上警告はしたので読む時はそのつもりで。
嘘日記)俺がある時、ある街を歩いていると腹がへったのでメシでも食うかと思った。ちょうどそこにおれのような女性に無縁のクズ人間にはおあつらえ向きの薄汚れた安食堂があったので、ここならカップルを見ることもないだろうと思ってそこに入った。厨房の奥から「らっしゃい」と声がした。店内は思った通り誰もいなかった。俺は空いている席に座ってメニューを見た。メニューには以下のような品書きが書かれていた。
下痢便どんぶり
ケツの穴ランチ
ブタのケツの穴ランチ
人丼
ゴリラ丼
ミミズの小便和え腫れたチンポ添え
ケツの穴チンポセット
ロードキル定食
ムカデそば
「下痢便どんぶり?」思わず口に出して言ってしまった。「ヘイ下痢便どんぶり一丁!」という声と共に厨房から頭をモヒカン刈りにした身長2メートルほどの筋肉モリモリのエプロンを着けた男が(ネイサン・ジョーンズが「つれづれなるがパンク」のパンクを演じたところを想像して頂けばわかりやすいはずだ)手に飯の入った洗面器を持って飛び出してきた。
「いや待て。俺は、メニューの非常識さに驚いて思わず口に出して読んでしまっただけだ。その下痢便どんぶりとやらを注文したわけではない」俺は言った。男は意に介した様子はなく「お客さん、もう遅いんですよ。準備は万端です…もう引き返せないんですよ…」と言うと飯の入った洗面器をテーブルの上にドカッ!と置くと、自らもテーブルの上に乗ってその洗面器の上にまたがり、ズボンを下ろすと洗面器めがけて大量の下痢便をブババババッ!と放出した。俺は吐きそうになった。「ヘイおまち!下痢便どんぶり一丁!」男は誇らしげにそう言うと、下痢便のかかった飯の入った洗面器を俺の目の前にドン!と置いた。
「お前ふざけるなよ!こんなもん食えるか!飯を粗末にするなよ!第一俺はこんなもの注文してないって言ってるだろ!」
「お客さん困るね。そんなこと言われてもね。もう作っちまったからね。するってえとお客さんはこう言いなさるのか?下痢便どんぶりは食えないと」
「そう言ってるだろ!こんなもん食えるかよ!」
「そうか下痢便どんぶりは食えないのか。なら仕方ない。じゃあこうしよう」と言うと男は今度はチンポを出して下痢便をぶちまけた飯の上に小便をぶっかけはじめた。「これで下痢便どんぶりは大小便どんぶりになった…これなら食えるはずだ」
「食えるはずねえだろバカかお前は!キチガイか!お前はこれが食えるというのか!」激高して俺は言った。
「何言ってるんだ。こんなもの食えるわけねえだろ」男は言った。
「何で自分が食えないものを人に食わせようとするんだ!お前はキチガイか!」俺は言った。
「お客さん、あんたこそ大丈夫か?考えてみろよ。人間が牛や猫や亀やクワガタに飯を食わせる時、いちいち自分が食えるものかどうか調べてから食わせるか?第一自分が食えないものだからって、他の奴にも食えないとは限らないだろ?」
「そういう次元の話じゃないだろ!下痢便を食う人間がいるか!」
「だから下痢便と小便を混ぜて大小便どんぶりにしてやったろ」
「同じだよ!」
「いや違うよ。大いに違うね。というか食えないかどうか食ってみないとわからんだろ?食ってみないか?」
「食えねえよ!わかるよ!」
「ああそうか水分が多いから箸じゃ食えないという意味か?スプーン持ってきてやろうか?」
「食えねえって言ってるだろばかやろう!」
「そうか、俺の大小便どんぶりは食えないか…」男は悲しそうに言った。「お客さん、あんたが大小便どんぶりを食えないことはよくわかった。人には好き嫌いがあるから仕方がない。じゃあ大小便どんぶりが食えないのは仕方ないから、それは俺のオーダーミスとして、何か他のものを食ってみてくれないか?俺の魂を込めた料理の数々だ…せっかくだから何か食って帰ってほしい」
そもそも目の前で男がケツの穴から下痢便を噴射するのを見た直後なので食欲も完全に失せていたし、他のものといってもまともに食えるものは一つもなさそうだった。「ああ、ゴリラどんぶりはやめたほうがいい。あれは近親種だからクールー病に感染する危険がある」と男は言ったがなぜ食ってはいけないものをメニューに載せるのだ?だが何か注文しないとこの状況を打開する突破口が開けそうにないので、俺はムカデそばを頼んだ。
「ムカデそば!ムカデそばとはお客さんお目が高い!ムカデそばというと常人なら具にムカデが入ったそばを想像するところだが、うちのムカデそばは一味違う。そばがムカデなんだ。丸のままのムカデをそばの代わりに使っているのさ!こいつは手間がかかる。なにしろ、ムカデを集めるのが大変だ。長さや太さもそれなりのムカデでないといけない。こだわりの逸品だ。だから一年に一食しか作れないのさ…お客さんは運がいい。今日はたまたまムカデの在庫がある…」ブツブツ言いながら男が厨房に入っていったスキを見て俺は速攻立ち上がって店から逃げ出した。店に火でもつけてやりたいところだったがそんな時間すらも惜しく、一刻も早くそこから逃げ去りたかった。全力で疾走して一秒でも早く一歩でも遠くあの店から離れようとしながら俺は、考えていた時はすげえ面白いと思ったが実際書いてみるとあまり面白くないなと思った。