ジャスティスペイン

今日駅でミニスカ女子高生がエスカレーターに乗っていたら、その後ろにサラリーマンがくっついていた。おれはなんとなくその後方から歩いてエスカレーターを登っていったらサラリーマンはおれが近付くと女子高生から離れてエスカレーターを歩いて登っていった。なんか変だと思ったがあとで思うとあれは盗撮サラリーマンだったのかもしれない。真後ろにくっついていたので下からスカートの中が見えるという感じではなかったし。彼にはおれが盗撮行為に気付いて叩きのめそうと近付いてくる正義の人に見えて、盗撮をあきらめたのかもしれない。一般的に見てどちらが正義でどちらが悪かというと、ちゃんとスーツを着たサラリーマンよりぼろきれみたいなのを着てドクロのバンダナ巻いた疲れきって目つきの悪いおれのほうが悪に見えるだろうから、おれが彼を叩きのめしたところで世間は無軌道な若者が(見た目と違って実年齢は若者でもないが)善良なサラリーマンに理不尽な暴力をふるっているようにしか見えないだろうが。ともあれおれは女子高生を盗撮サラリーマンの盗撮の魔の手から救った。女子高生の味方だ。正義の人だ。もうすぐ宇宙刑事のスカウトが来るかもしれない。来年の戦隊に入れるかもしれない。正義だから。
たまには今日あったことでも書く。武蔵小杉の駅のまわりは迷路のようで何がなんだかよくわからない。