キングオブスポーツ

10/8新日本プロレス東京ドーム大会
予想してたよりは、まあ楽しめた。今回は新日本プロレスvs外人や他団体という図式のカードを中心に組まれていたため、カード的に興味が持てるものが多かった。格闘技色が皆無でプロレスにこだわった大会と感じられたのもよかった。試合内容的には、いつも大日とかドインディーとか海外のドインディー中心に見てる人間からしたら、新日の場合試合展開に盛り上がりがなく突然終わる試合が多いので物足りなく感じることは多かったが。ドームだからかもしれない。近くで見たらもっとおもしろいのかもしれない。あと全九試合は長過ぎる。いつも大日とかで全五〜六試合しか見てないから。場内の明かりが落ちて暗いのと、このところ睡眠不足なので途中から眠くてしょうがなかった。あの入場の時の音楽と証明効果が異常に眠気を誘発する。
特によかったのはタナ。川田と安生を相手にほとんど一人で戦って勝ってしまった。タナは新日のレスラーでは珍しく受けがうまくてやられている姿が様になるのがいい。だがあのタイツのデザインは、ケツから血が噴き出しているみたいに見えるのでやめたほうがいい。安生もいつになくよかった。本気を出せば本当に強い。あとよかったのは吉江。試合的にはどうでもいいがデブキャラはいるだけでリング上が引き立つ。歩いている姿だけでもやばすぎて笑える。丸山のムーンサルトは東京ドームの観客でさえどよめかせるものがあることを証明。ミスター・ムーンサルトの異名は伊達ではなかった。丸山が天山をボディスラムで投げまくる光景に一人で受けまくっていた。「すげえ!丸山さんが天山を投げてるよ!こんなもん一生見るとは思わなかった!」って。義人が意外とだらしなかったのは残念だ。金本をアルゼンチンでかついでバーニングハンマーで半殺しにして欲しかった。「隠れ・最も危険な男」高岩は、井上を人を殺しかねない角度のパワーボムで投げてキラーぶりの本領を発揮。
外人ではマーク・ジンドラックチャーリー・ハースが予想外に使えない男達だったのでショックを受けた。相手が悪かったか。タナとかが相手ならもっといい試合ができた気がする。永田とやった大きい人(名前忘れた・あれ?あいつホース・シューだっけ?)はほとんど一方的に攻められたあげく一発逆転技で逆転勝利。非常に説得力がない。ブラック・タイガーもなんかダメだったな。期待が大きすぎ?ていうかあいつ誰だよ?
最重要事項のブロック・レスナーは、藤田と蝶野を相手にほとんど一人で暴れまくったあげくあっさり勝ってしまう怪物ぶりを発揮。このメンツで3ウェイ戦で試合が成立するのか?という不安はあったが、意外とちゃんと試合は成り立っていた。ブロック・レスナーのパンツは赤のサイドに白ラインというもので、おれはそれがブルマーに見えて気になってしょうがなかった。F5は見れたがシューティングスターが見れなくて少し残念だ。あれは以前危うく命を落としかねないところだったから、封印したのだろうか。試合後のレスナーのインタビューに通訳があったのはおかしかった。大日とかと違って外人のマイク投げっぱなしではないのか。「私の音楽をかけなさい」とかクソ真面目な通訳が味があってよかった。
試合開始十分前なのに全然席が埋まってなくて、「これ大丈夫なの?ほんとにこれでやるの?」とかいらん心配をしていたが、始まってみれば格好はつくくらいに席は埋まっていた。あとドームの食い物の高さには驚いた。客席にビールを売りにくる女の子たちはみんなすげえかわいいんだがビール一杯800円もするんでとても買えたもんじゃなかった。場内の売店などでは600円だ。ビールセットといってビールと枝豆と焼き鳥二本で千円だ。焼き鳥は二本で280円だ。高すぎる!
まあなんか最近は新日もキャラクター的に見れる選手が増えて、思っていたほど悪いもんでもなかった。多少認識を改めなくてはいけない。自分で金を出して時間を費やしてまで見に行こうとは思わないが。そんなには悪くないよ。つーかセミ前までは塩試合が多くてセミとメインに救われたけど。
そんな感じです。猪木入場の時に出てきた虚無僧の意味がわからない。