おれの人生がデンジャーだよまったく

デンジャーが食いたくてひまさえあれば左の「アンテナ」から、デンジャーのHPへ行ってデンジャーのメニューを見ながら「デンジャーステーキ食いてえなあ。ジャイアントハンバーグにイタリアンチーズも」と思っている私だが、質と量を考えれば安いとはいえ千円以上は優にするので食い物としては決して安いものではない。まして遠いので交通費だけでも往復千円以上かかる。単車とおれの調子がよければ単車で行って食って帰ってくるのも難しいことではないが。今は単車もおれもガタガタだ。だからそう気安く食いに行けるものでもない。そこでデンジャーの代用品として、近所の猫をちくわでおびきよせて焼いて食うことにした。カエルを食おうかとも思ったが最近カエルは数が減っていてほとんど見かけない。鳴き声は聞こえるからいると思うんだけど。まず、ちくわをまいて猫どもをおびきよせる。猫どもはだいたいいいつも腹をすかせているから、ニャーニャー鳴きながら寄ってくるのだ。鳴くのか食うのか自分でもわからなくなって、ウニュニュウとかいいながらちくわ食ってるやつもいる。食い終わって、ちくわがもうないのがわかると、そこらへんでゴロゴロ寝転がって毛とかなめはじまるので、そこをつかまえて焼いて食うつもりだったが、ちくわ欲しさとはいえこんなおれを忌み嫌うことなく寄ってきてくれる猫どもを食ってしまったら、おれに残されたものはもう何もないのではないかと思い食うのはやめて猫どもの背中をなでて帰った。「ドラゴン怒りの鉄拳」のブルース・リーのような、犬だか猫だか正体不明の動物を開きにして串に刺して焼いて食うようなかっこいい人間には一生なれそうもないと思った。「少林寺」にも、少林寺の連中がお嬢様の飼い犬をつかまえて焼いて食う場面があった。マジで超クールだぜ中国人。マジで。