おれに足りなくて必要なものはナニとアレ

先日「妖怪大戦争」と「ランド・オブ・ザ・デッド」を見に高島町というかみなとみらい地区まで行ったわけであるが(「妖怪」は鳥刺し妖女アギと川姫のエロコス以外見るところのない駄作。「ランド」は男イズムと社会に対する怒りに満ちたド傑作。詳細は毛虫に)平日のみなとみらい地区は閑散としていて異様な空間であった。
上映時間の関係で、あいまに二時間近くヒマな時間ができてしまって、することがなくて困った。当初「ランド」はレイトショーで見るつもりだったのだが、それだと上映開始までの時間を潰すために通常料金とレイトショー料金の差額以上の金を使ってしまうのが明らかで全然意味がないのでやめた。二時間潰すのも大変だったのに。漫画喫茶とか探したがあのへんにはそういうものはないようだ。横浜西口か桜木町まで行かなくては。そこまで往復するのはさすがのおれでも面倒だったし、それをやると漫画喫茶で過ごす時間も一時間くらいしかないことになるのであまり意味がない。
こんなときに女の子とか一緒だったらそこらへん歩いてるだけでも時間が潰れるのに。というかあのへんは基本的にデートスポットだし、店とかもカップル向けに作られているので非常に居心地が悪い。劇場の中も(数えられるくらいしか人いないが)カップルが多くて一人で妖怪映画とゾンビ映画を見にきているおれのようなクズはいてはいけない場所のような感じだ。だいたい今の日本はどこもかしこもカップルを対象に作られていて、どこに行ってもカップルだらけだ。なってない。まあいいや。
高島町の映画館と同じ建物には、「横濱なんとか」って変な名前のゲーセンがある。カップル用の店なのでおれがやるようなゲームは置いていないのだが、骨董品のようなゲームが数台並んで置かれている場所がある。本当に動くのかどうか怪しいが(ガンマンのビデオゲームは、匡体の引金の部分が明らかに壊れていて動かないので多分遊べない)そこだけ墓場みたいでレトロというより不気味だった。というか休日にはカップルで溢れかえるのかもしれないが、平日は誰もいなくてそのゲーセン自体ゴーストタウンのようで不気味。
結局そこらへん歩き回ったりマック行ってメシ食ったりしてなんとか時間を潰した。映画を見た後帰りに近所のスーパーが閉店間際で、寿司が半額になっていたので買って帰って食った。そこそこ充実した一日だった。