露出度の高い女性を眺めた後裸の男が血まみれになるのを見る

これは8月14日深夜(15日午前)に書かれています。とりあえず今日ビッグサイト桂スタジオをハシゴした奴はコメント欄に記名しろ。コメントなんも書かなくてもいい。「へ」とか「ほにょろ」でいい。今日ビッグサイトと桂をハシゴしてなおかつこの場末ブログを見ているという確立の低いことがありえるのかどうか知りたい。
大日本プロレス「NUMAZAWA」8月14日埼玉・桂スタジオ
沼澤はすっと「ぬまさわ」だと思っていました。初めてぬまざわだと知りました。
一応デジカメ持っていったんだが照明が暗いし、なんかこのデジカメ明るさが足りないせいかもしれないが全然ダメでシャッター押した二秒後にフラッシュが光ったりオートフォーカス全然きかなかったりしてあまりろくな写真が撮れなかったので使いません。後楽園ではこんなにひどくなかったので明るさが足りないせいかもしれない。
特に重要なのは第四試合とメイン。第四試合は「伊東・佐々木タカシvsMASADA・マンモス佐々木」という一見意味のわからないカードだが、あえていえば伊東とマンモーの顔合わせくらいだったわけだが誰も予想だにしなかった事態が起きました。ニューヒーロー誕生!その名はMASADA!序盤でタカシへイスへのサイドバスターを放ち、変形したイスをパンチでガンガン殴って直してタカシを殴ったり、伊東のキックに異常にエキサイトしていたりして「普段のMASADAとは違うな?」と感じてはいたのですが、なんと終盤自らの手に火をつけてファイヤー・クローズライン!(またはチョップ?)そして桂の備品である移動式足場を指差し、リング近くに押してくるとその上に登る!誰かが登るだろうなとは思っていたがまさかMASADAが登るとは。伊東にイスを組んだ上に叩き落とされてドラゴンスプラッシュ喰らって負けたが、試合全体を引っぱっていたのはMASADA。あとの三人全然覚えてねえ。体格、ルックス、身体能力などの恵まれた才能がこの試合でついに爆発した。ここまでやるということは、この路線でいくという意思表示と受け取っていいかもしれない。MASADAが本気でデスマッチ戦線に参入したら、新たな外人エースの座は間違いないというか、外人版伊東竜二になりえる。いままでの路線をすべてひっくりかえすだけのものを持っている。あまり試合中に選手に声援を送るということはしないおれだが、この試合の後半は「MASADAー!」「マサダ!」と叫びまくっていた。それで結局WWEのことはどうなったのだろうか・・・?まあいいか。こっちのほうが楽しいと思ったのかもしれない。
メインは沼澤邪鬼七番勝負最終戦にして念願の初勝利!というインパクトをすべて大介が持っていってしまった。勝ったのは沼澤だが株が上がったのは大介。だてに池辺町のローソンで菓子パン食ってはいない。(しつこいって)試合形式の「七大地獄」とは、普通の蛍光灯、束ねた蛍光灯、十字架蛍光灯、六芒星蛍光灯、やぐら蛍光灯、場外にイスにセットした束ねた蛍光灯、リング下に大量の束ねた蛍光灯。これで七大地獄か?よくわからない。あと画鋲もあった。束ねた蛍光灯をロープに吊るすというアイデアはいいと思った。序盤はほとんどの蛍光灯を沼澤が喰らうが、後半は大介が喰らいまくる。最終的に受けた数では、大介のほうが多いかもしれない。終盤、蛍光灯の束で何度も殴られるたびに「ウオーッ!」と気合いを入れてマッスルポーズを決めてみせる大介の姿には思わず「スゲー!」って言葉が口をついて出た。伊東竜二vsgosaku戦に匹敵する名勝負。対戦相手の関本大介同様、沼澤にもようやくデスマッチで名勝負が生まれたが、それは大介の功績が大きい。当然、沼澤も今までになくよかったのだが。大介はとにかくパワフルな反面、本人の人柄やひらめきによるものからか、デスマッチをやっても悲愴感がなくユーモラスな感じすら受けるのがいい。胸とかおなかに盛られた画鋲をはたき落とす仕種とか、その場のひらめきというか何気ない仕種なんだろうがなんともいえずおもしろい。試合後マイクで「今日は俺の土俵で勝ったが、今度はお前の得意なストロングスタイルで勝負してやる」と言う沼澤に対して「ストロングスタイル?こういうの(デスマッチ)がプロレスだろ!」(よく聞き取れなかったので少し違うかもしれないが)と返したのもすばらしくかっこよかった。
他の試合に関しては石川雄規が久々に見れたのがよかった。昔はあれほど嫌いだったのだが。いつのまにかあの気持ち悪さがなんとも好きになっていた。今度はタナカジュンジが見たい。あとアジアン・クーガーが見れたのがよかった。インサニティはCZWタッグ王座のトビー・クラインと同一人物の模様。やたら吠える変な人だが、CZWの映像で見るよりもできる人の印象を受けた。久々の2タフ・トニーはあいかわらず隠れた実力者。怪獣バットでアブドーラのみならず志賀さんまで殴るという暴挙を見せた。
ポンド、葛西はあいかわらずのパターン。まあこの二人だから許せるが。ただファイヤーテーブル・ファイヤー椅子というファイヤー関係の導入が目新しかった。桂は規制が甘いのだろうか。ファイヤーが三回も出た。一説によると今度の大日の晴海大会はファイヤーをやるという噂なので、それに対する前振りかもしれない。
今回はMASADA・関本大介という二人の眠れる獅子が目覚めたのが重要だが、それ以外の試合も特に書いてはいないがすべて手抜きがなく当たりの興業だった。神奈川県から東京都をまたいで埼玉まで行った甲斐があった。