住民激怒!キチガイ地獄!

竹ノ塚には五時くらいに着いたがバトルスフィアまでけっこう歩くので、着いたころには第一試合は終わってる頃かな?と思ったがまだやってた。666は客入りがいいので自由席だから席あるかな?と心配だったが、なかった。満員だったんで立って見た。
重要なのは後半三試合なのだが、前半では第一試合がよかった。学生プロレス方式で実況が場内に流れる。実況は須山とメンズ。また須山か!メンズの実況がうまいので驚いた。第一試合では試合の流れをまるで無視してしつこいホモネタをやり続ける藤田みねぴょん&忍に対戦相手のヤンキーコンビ(宮本・夜露四苦・裕向としらない人)が「あーもう!」といらつくところとか最高だった。全員いい選手なのだがホモネタしか頭に残らない。やはりホモネタは危険だ。両刃の剣だ。あと前半ではランジェリー武藤とか。初見だがあれはランジェリー姿の武藤敬司という意味か。というか意味がわからない。なぜなんだ。武藤の動きをコピーしているようだがおれにはなぜかブッシュワッカーズのように見えた。
おじいさん・おばあさんvs佐野太郎&犬・猿・キジ。対戦カードの段階で意味が(普通は)まったくわからない。おじいさんは沼澤、おばあさんはラムちゃん。知らない人のために説明すると(おれもごく最近まで知らなかったが)ラムちゃんは小学生の女の子。佐野太郎は佐野直ラムちゃんから「佐野はしょっぱいな!」とこきおろされて怒った佐野が犬・猿・キジを連れて復讐するという試合。試合?猿は葛西、キジはアジアン・コンドル、犬はチワワ(本物)。葛西が「なんで俺がおめえの下につかなきゃいけねえんだよ」と佐野に詰め寄るが佐野「これで何とか」とキビだんごを食わせて機嫌をとろうとするが逆に「おめえなめてんのか」と激怒する葛西とかそんな感じ。メチャクチャ。ラムちゃん「佐野は小さいな。体も小さいが器も小さい」誰が考えてるんだ?センスよすぎだ。意外と沼澤が目立たなかったが(この状況じゃしょうがねえか)最後なんかグチャグチャになって葛西とコンドル怒って帰っちゃって、佐野はラムちゃんパワーボムを放つという暴挙に出るがウラカン・ラナで丸め込まれて負ける。いや、冷静に言うと佐野のうまさを讃えるべきなんだが・・・末期FMW〜WEWのダメエンタメ路線の試合をさらに押し進めた感じのキチガイエンタメ試合。いや埼玉プロレス系なのか?すばらしい。
セミはなんかもう何をどう突っ込んでよいのかわからないキチガイ試合。ツインタワー爆破炎上デスマッチバカ社長&葛西vsサ・ダムフセイン&ウ・サマビンラディン。ツインタワー爆破炎上デスマッチとは、相手コーナーに設置されたツインタワーを破壊したほうが勝ちという試合形式。あまりにもひどすぎる。わたし的には、むしろバカ社長葛西組のセコンドのキルキルちゃんが重要だったのだが、場外乱闘中まるで普通の客のようにおろおろと逃げまどう(ようにしか見えない)キルキルちゃんの過去に例を見ないセコンド姿に衝撃を受けた。こう書くとまるで悪口のようだとふと思った。何かの拍子にキルキルちゃん本人が見たら悲しむかもしれない。おれはそんなところがすごくよかったのだが。何がなんでもおれはキルキルちゃんを草葉の影から応援しつづけます。試合は文章にするのもためらわれるようなひどい行為(ニューヨークの人や中東の人が見たら本気で怒るかもしれない)の連続の末、大量の爆竹を爆破して終わった。試合後、バトルスフィア内は煙地獄に。なんだこりゃ。いやこれ色んな人が見たら色んな意味で怒るだろうな。だがバカ社長は意外とプロレスうまいのでびっくりだ。
メインはまたホモネタ。怨霊とMIKAMIのホモ疑惑に怒ったHERO!をバカ社長とGOEMONが悪に改造するという。よくわからないな。この四人が揃えば好試合は約束されたもののような気がしたが意外と試合自体は凡戦だったような。四人とも似たタイプだから逆に噛み合わなかったのか。または噛み合いすぎて退屈に見えたのか。久しぶりに中川浩二が見れたのはよかったけど。最後怨霊が怨霊クラッチで勝つが、引き上げる怨霊の頭の上に金だらいが落ちてきてドリフの曲が流れて終わり。
初666は前述の末期FMWとかDDTの路線をさらにナンセンスにして狂わせたようなキチガイエンタメ路線。相当おれのツボにはまったのでこれからも見よう!と思ったのだが、バトルスフィアはバカが度を越したバカをやりすぎたので近隣住民から苦情が殺到して行政機関などの調査が入り、八月いっぱいで使用停止になるため、666次回興業は未定とのこと。なんてこった。次キルキルちゃんがいつ見れるかもわからん。なんてこった。
まあとりあえず次がいつになるかわからん状況で見に行けてよかった。何もかもスティーブのおかげ。スティーブありがとう。
第三部「デンジャー肉地獄編」に続く