須山と井上勝正とおれと炭

これを書いているのは24日の深夜(25日の午前)。大日フリマに行ってその後二時間かけて竹ノ塚に666を見に行き、デンジャーで250グラムの肉を食って帰るという、何もおもしろいことがなく、ただひたすら砂のような不快な疲労だけが蓄積するだけの毎日だったここ最近では珍しく多忙な充実した一日だった。
大日フリマでは、大日の場所がわからなくて同じところを30分くらいぐるぐる回って探してたが、これは友達のMANから大日の道場のだいたいの場所を聞いていたのでそのへんを探したのだがどうもMANが場所を勘違いしておれに教えたらしくて、本当の大日は似たような違う場所にあった。フリマといってもスティーブとの待ち合わせに使った感じで例によっておれには経済的余裕がないので、ミスターポーゴとシャドウWXと中牧の写真(一枚20円)くらいしか買わなかったのだが、ほんとうだったら須山がおれに売りつけたがっていたセクシャル・チョコレートやハードコア・ホーリーのTシャツとか買ってやりたかった。しかし、須山が突発的にオークションを始めたのだが、須山の持ち物とおれの持ち物のかぶりぐあいが気になる。須山の所持していたのはオクタゴンのマスク(チャンピオンで二万円で売っていたのを、徹夜開けで思考がマヒしている時に購入、とのこと)とムエタイのパンツ(チャンプア・ゲッソンリット使用品らしい)なのだが、おれの引き出しにもオクタゴンのマスクとムエタイのパンツが眠っている。シンクロニシティか?須山と。別に嫌な気持ちはしないがいい気持ちもしない。須山はブリードのTシャツを「これ持ってるのは日本で俺くらい」と言っていたそうだが、おれも持っている・・・(ブリード=いにしえのギャングレル・エッジ・クリスチャンのユニット)
ティーブがドクターのカレーをおごってくれたので食った。すげえうまかったが、朝から何も食っていないところに何も考えずに激辛カレーを食ったので、少ししたら胃がキリキリと痛くなった。おれは(多分)ストレスとか疲労とかいろいろで胃が弱っている人間だということを少しは自覚して行動しなくてはいけない。エキシビジョン・マッチではバカ(アブドーラ)が調子に乗って暴れすぎて、焼き鳥の台をひっくりかえして火のついた炭が四散してあわや大惨事になるところだった。この日は、のちにもっとすごいバカを見ることになろうとは、この時点では予想もしていなかった。いやこのあとどこに行くか考えれば予想してもよさそうなものだったが。
二時過ぎくらいに大日道場を出てXRを転がして家に帰り(いつのまにかまたテールランプが切れていた)スティーブから頂いた荷物を置いて(ヌンチャクとか)再び家を出る。すでに三時近くになっている。666は五時開始。間に合うのか?テールランプが切れているし天候がいまいち不順なのでXRは使わずバスで駅まで。結果的に竹ノ塚駅に五時ちょうどくらいに到着。意外と早かった。
第二部・バカ爆破地獄編に続く