男は黙って残酷ラーメン

すいませんが仕事のほうは会社に泣きを入れてやめさせていただきました。三ヶ月はなんとかがんばりたかったのですが明らかに無理だとわかっている仕事を無理に続けるのもどうかと思いまして。まあきついとかそういう次元の話ではなかったですな。不可能。前提として単車一台自分でバラせるくらいの腕がなければ。俺ペンチとかドライバーも満足に使えない人間だし。というかなぜこういう人間を採用するのかという話なんだが。面接に行く方にも問題はあるんだがもうちょっとこう、技術的にどのくらいまでできるのかとか、そういうことを確認して採用してもいいんじゃないかと思います。それともそれほど人手が足りなかったのでしょうか。そうも思えましたが。あれは恐ろしく敷居の高い仕事であるわりに給料が恐ろしく安いのでなかなか人材が育たないのでしょう。当然、私自身の根性のなさにも問題はありますが、なにしろ極度のストレスと緊張で胃が悪くなって(元々よくはなかったのですが)腹壊して、右手の指が疲労のせいか薬品のせいか腫れ上がるありさまだったので「ごめんなさい私にはできません」って。
それで職安に行ったらもうもらえないと思っていた失業給付金をその就業期間を除いてもらえることになった。あっさり。これで少しは金銭的な面で楽になった。というか働いているより働いていないほうが金銭的に楽というのはどういうことなんだろう。不思議な仕組みだ。マジックだな一種の。
やっぱりもう少し簡単な、誰でもできそうな仕事をやろうと思います今度は。つーか最初に会社見に行った時に、「これは無理かも」とは思ったんで採用の電話を頂いた時に「自分には無理そうなんでお断りしようかと」と言ったんだが、「まあ三ヶ月やってみて」って言われて「もしかしたらやってみたら思ったより俺にもできるかもしれない」と思って行ってみることにしたんだが、甘かったね。想像した以上に無理だった。ほんとだめだな俺は。できないことが多すぎる。
まあその話はいい。その間に失われたエネルギーを回復し、肉体に受けたダメージを補修することを体が求めているのか、やたらと眠くて腹がへってしょうがないのである。胃腸の調子はまだ本調子ではないのだが、もうあの会社には行かないことが決まってからだいぶ調子がよくなった。早い。クリエイトでキャラメルコーンマンゴープリン味というのが安く売られていたので(うちの近所のクリエイトは食料品や日用雑貨も置いてある。やけに安い)買ってきた。果たしてこれはマンゴープリンの味なのかよくわからないが、やたらうまいのでバリバリ食った。あと普通の人はまず手を出さないんじゃないかと思われる「ラーメンライス」という変態系カップ麺。これはごくふつうのカップ麺の中に米が入っているというもので、貧乏なキャンパーがキャンプで食うと言われている、インスタントラーメンの鍋にごはんをブチ込んで食うというものをカップ麺化したものである。なんか変にうまかったので過去二回食った。これで三回目。無職の人やダメな人や貧乏な人はよくカップ麺を食うという定説を守るために、おれはカップ麺の類を食い続けなくてはいけない。
あんまどうも最近こう、切羽詰まった日常のことしか書いてないような気がするので、もうちょっと夢のあることを書いたほうがいいだろうか。また小説(みたいなもの)でも書いたほうがいいだろうか。どうする。世の中どうするばかりだ。