もうなんかウワオーッて感じ

伊藤潤二が今どうしているのか誰か知らないか?ていうか調べろってか。あとで調べてみる。
伊藤潤二は本当に好きな作家で、ハロウィン・コミックスとネムキのは古いバージョンで全部持っている。あとで再版されたのは、ごくまれに古い単行本では未収録の作品が入っているので欲しかったのだが、それだけで買う気にはなれなかった。伊藤潤二は本当にすごい天才的作家だと思うのだが、メジャー進出作の「うずまき」は主人公の女の子のかわいさとかギャグと怪奇の絶妙なブレンド具合とかでそこそこヒットしたが、続くメジャー第二作「ギョ」は一般読者は引くような内容(俺ですら少し引いた)だったのでそれ以来姿を見なくなってしまったような気がする。いや実は消えてないのかもしれない。俺が知らないだけで。
映像化作品はどれもこれもクソばかりらしいので見ていないんだが、「首吊り気球」とか「うめく配水管」を映像にしようという発想だけで評価してやりたくなる。発想だけ評価したいので映像は見ない。つーか別に見てもいいんで見るものがなくなったら見る。
特に「案山子」「路地裏」「脱走兵のいる家」あたりが好きだ。斬新なのにまるでいつか想像したような、懐かしさのようなものを伴う恐怖感。原風景のような絵。いったいどうしたらこのような漫画を描けるのかわからない。
ところで俺は廃虚とかが好きというかいわゆる「廃」な人だが、廃虚探索とかはしない。最近は廃虚ブームとかで廃虚にはお化けとかよりよっぽど怖い若者とかがたむろしていて、お化けにとりつかれるより怖い目にあいそうだからだ。というか中に入ろうとは思わず、外観を眺めるほうが好きだし、本当の廃虚でなくても廃虚っぽい建物とか廃虚っぽい雰囲気の街並とかを見るだけで満足してしまう。そんな感じの雰囲気が初期の伊藤潤二作品には溢れていたな。後期はそれが消えてしまったわけではないが事象の異常さやギャグの面白さのほうが際立って雰囲気を味わう感じは薄れてしまった気がする。いや「うずまき」とか後期の富江とか双一とかほんとムッチャクチャですげえ面白いんだけどさ。

ヤフオクで少しお金が入りましたのでなんとか給料日までやりすごせそうです。携帯も止まらずにすみました。でも計算したら来月の給料2〜3万しか残らないんだよね。病院通いしてるから国民年金払わないわけにはいかないのが痛い。収入がある以上家にお金入れないわけにはいかないし。ヒーッて感じ。