ブカー

俺たちの日 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
久々に小説でも読むかと思って本屋で文庫本を物色していて目についたのがこれ。男泣きの匂いがプンプンするぜ!というわけで買った。面白い!序盤から男泣きの嵐だぜ!一気に197ページまで読んだ。とにかく貧乏くさくて泣ける。読み終わったら毛虫のほうに下手な読書感想文でもあげるとするか。しかし問題は、本屋で平積みされていたので新刊かと思ったら、「1998年初版発行」とあるではないか。うかつだった!新刊じゃないんならブックオフで探せばよかった。いやブックオフは嫌いだが貧乏だからしょうがないじゃないか!というか文春とかはけっこうチェックしているんだがハヤカワはほとんどノーチェックなんだよな。もっと早く知っておくべき本だった。
一般社会の平均でいえば読んでいるほうだと思うが、それほど本を読みまくっているというわけでもないしジャンルが偏っているのであれだが、これは今まで読んだ中ではロブ・ライアンの「9ミリの挽歌」と並ぶ男泣き小説だと思う。初期のジェイムズ・エルロイとかが好きな人や、ロバート・ロドリゲスの映画などが好きな人にはいいかもしれない。
小説は値段のわりに長く楽しめるので貧乏人には最適の娯楽だ。また小説を読むのを再開しようかと思う。日本の小説などは、字が少なくて改行が多いのでそれだけで損な気がして読む気にならない。昔のとか京極夏彦なんかは別だ。最近のスティーブン・キングなんかも字が大きくて行間の隙間が大きくてそれだけで読む気が。
ただ小説はレンタルDVDと違って読み終わった後に手元に残ってしまうのが最近としては問題になってきた。置き場が…図書館という手もあるが在庫が限られてるから読むジャンルが偏ってるとすぐ読み尽しちまうんだよな。
そんな感じです。