人肉ソーセージ殺人事件

嘘日記
おれが道を歩いていると、突然目の前に出刃包丁を持ったブリーフ一枚の腹の出た中年男性が立ち塞がって、
「今日という今日は人肉ソーセージの極意を極めるのだ!吾輩の長年の夢をかなえるべき時が来た!お前を人肉ソーセージの材料にしてやる!ムムッ待てよ?人肉ソーセージならわざわざ作らなくとも男の股間にブラ下がっているではないか!お主のソーセージを食わせろ!」
と言って飛びかかってきた。おれはまたかと思って男の急所に蹴りを入れようと思ったが、その時銃声が聞こえて男の眉間に穴が空いて血と脳みそが噴き出した。
「危ないところだった・・・」
声がしたので振り返ってみると、警察官の制服を着た人(というか警察官)が銃をかまえて立っていた。
「この男は頭がおかしくて奇行が多いので、なにかやらかすんじゃないかと思って警戒していたんだ。君、怪我はないか?」
「はあ、ないです。危ないところをありがとうございます」
おれはいくら頭がおかしいホモとはいえ、一撃で脳天を撃ち抜いて殺すことはないんじゃないかというか、日本の警察がそういうことをするとは思わなかったので、多少動揺していたがとりあえず礼を言った。
「いやどういたしまして。職務なので。この男は男子高校生の通学路を用もないのに徘徊していたり、男子校の周囲を徘徊したり、とにかく奇行が多かったんだ。それで警戒していたんだ。まあ無事でなによりだ。本官が一歩遅れていたらどうなっていたかわからない。しかし本官は人を殺すのは初めてだ。人を殺した後は、小便がしたくなる・・・」
「はあ。そうすか。じゃあおれはこれで」
何か言いたそうだったが取り合うのは面倒だったのでおれは立ち去ろうとした。
「待ちたまえ。そう慌てるな。本官は人を殺したので汗をかいてしまった。汗を洗い流したい。どうだね君これから本官とサウナ」
サウナという言葉を聞いた瞬間おれは警察官の制服を着た男の急所に蹴りを入れると走って逃げた。
という夢を見た。(嘘日記なので嘘だが)